メニュー

慶友銀座クリニックの補聴器外来は水曜午前部、金曜午前部です。予約制ではなく随時行っております。お気軽にご受診ください。

 

補聴器をつけても役に立たないといわれることがあります。それは補聴器の診療の本質
が聴覚リハビリテーションだからです。リハビリなのでちょっと苦労が伴いますが、リ
ハビリに対する患者さんの頑張りを引き出すためには、耳鼻咽喉科医師の積極的な関与
が必要とされています。

◎補聴器のフィッティングの目標

「患者の持っている聞こえの力を最大限に引き出すこと」

A 語音明瞭度曲線で、補聴器をつけていない状態での最良の語音明瞭度を、補聴器を
つけている状態において会話音圧帯で達成する。
B 音場での補聴器装用閾値の測定で、ファンクショナルゲインが聴力レベルの半分(
ハーフゲイン)程度になること。

◎補聴器フィッティングの流れ

医師が補聴器フィッティングについて患者に医学的な説明を行う。
↓
初回調整:利得を目標の70%以上にして開始して、最初から常時装用を指導する。継
続することにより患者は徐々に慣れて不快感が減少していくように、医師はフォローア
ップ
↓
状態見て再調整(3カ月)少しづつ音を上げていく(音は下げない)
↓
補聴器適合検査にて確認

参考)
新田清一(宇都宮済生会病院) 補聴器による聴覚リハビリテーション 日本耳鼻咽喉
科学会会報 Vol123 No.12 pp1409-11,2020
新田清一 ゼロから始める補聴器診療 中外医学社 2016年
新田清一 小川郁 難聴耳鳴りの9割はよくなる「脳を鍛えて聞こえを良くする 補聴
器リハビリ」

お知らせ

現在、お知らせはありません。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME